記憶の思い出し方

記憶を思い出す脳の仕組み

記憶する、というのは、哺乳類の中で人間が最も長けた才能でもあります。理性的に活動し、文化的生活を送れる人間は、この記憶によって人生を作り上げ、成長させることができます。記憶というのは、脳内に保管しておくだけでなく、思い出すことで力を発揮します。ここでは、記憶をどのようにして思い出すかについてご説明していきたいと思います。

 

 

長期記憶とシナプス

 

記憶は、長く頭の中にとどめておけるものと、すぐに忘れてしまうものに分けられます。長く記憶しているものは、数カ月あいても数年あいてもすぐに思い出せるような記憶です。これらの記憶は、海馬で重要な情報として判断され、シナプスの中でたんぱく質を生成し、大脳皮質へと移動します。これを、長期記憶といいます。

 

長期記憶まではいかず、たんぱく質が生成されていない状態の記憶は、海馬に残ります。これらの記憶は、短期記憶と感覚記憶に分けられます。短期記憶は、数十秒ほど覚えていられる記憶です。電話番号を一時的に覚えておきたい場合などは、短期記憶として保持されます。感覚記憶は、記憶したかどうかも自覚がないほどすぐに消えてしまう記憶のことで、日常目にした情報や感じた情報の殆どが感覚記憶として忘れ去られます。

 

記憶は、記憶として脳にとどまっているだけでなく、思い出すことができます。ある物事を思い出す場合、すぐに思い出せる場合とそうでない場合があります。すぐに思い出せる場合は、脳の中で、シナプスと神経細胞がしっかりと結合している状態を言います。しっかりと結合しているということは、活性化しているということです。この活性が衰えてくると、シナプスの足が神経細胞から遠のいて、やがては離れてしまいます。なかなか思い出せないという場合は、シナプスと神経細胞が離れつつある状態です。ここで頑張ってもう一度思い出せば、思い出したことで改めてシナプスと神経細胞が強く繋がり、以前よりも強い結合で保持されます。

 

記憶力を上げることは勉強や仕事に役立つことはもちろん、中国語や英単語の勉強、速聴や速読などの倍速学習にも使えます。ぜひ記憶力を上げていきましょう。

 
 

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